実務未経験で入社して5カ月。普通であればまだ分からないことも多く、付いて行くのに必死な時期でしょう。そんな中、どこか余裕さえ感じられ、本当にプログラミングが楽しいのだろうと伝わってくる女性エンジニアがいます。
決して技術に余裕があるわけではないのに、「もっとプログラミングがしたい!」とポジティブに彼女の意欲を掻き立てるPRUMという環境。プログラミングが好きな人は是非読んでみてください。
手に職を付けようとエンジニアを目指す
── エンジニア未経験で入社したとのことですが、PRUMに入る前のお話を聞かせてください。
前職は派遣で転々としていて、直近だとスポーツジムの受付をしていました。
エンジニアになりたいとかIT系に興味を持ったのは、大学院時代の終わり頃です。ただ卒業当時はせっかく院まで頑張ったので1年ぐらい休んでもいいかなと思ってふらふらしていました。
本格的にプログラミングをやろうと思ったのが前職のスポーツジムの時で、働きながらプログラミングスクールに通い始めました。
── 本格的にプログラミングの勉強しようと思ったきっかけや出来事があったのでしょうか。
卒業してから1年ぐらい経っていたのでそろそろ就職に向けて頑張ろうと思ったこと、そして手に職を付けたかったことが理由です。
── 元々プログラミングに興味持っていたから、時期を見て本格的に始めようと思ったんですね。スクールではどんな勉強をしたのでしょうか。
HTML/CSS、Javascript、あとはRuby、Railsっていう感じですね。カリキュラムを4カ月ぐらいこなして個人開発やポートフォリオ作りをしていました。
それを作り終えたのが11月、12月から転職に向けて準備をして12月の終わりぐらいから転職活動を始めたという流れです。
社風、環境、規模感。すべてが希望通りだった
── 就職活動を始めた時って、まだ実務としてのプログラミングは経験なしですよね?実務未経験でも募集している会社を探していたのでしょうか。
そうですね。ただWantedlyに登録して割と早い段階でPRUMからスカウトの連絡もらいました。それがきっかけでSNSを見て、すごくいい会社だなと思いました。
── 会社のSNSですか?どんなところが良かったのでしょうか。
岩本社長のTwitterやInstagram、会社のアカウントまで全てチェックしました!そこで社員の仲が良さそうだと感じたこと、あと私は会社の規模感も重要視していたのでそこも好印象でした。
未経験で入るから社員数が少なすぎても怖いし、多すぎると自分の存在感が薄れそうなので、PRUMの当時20人ぐらいの規模感は私の求めていたイメージではちょうど良かったんです。
── なるほど。社員の仲が良さそうとか働く環境はやはり大事ですよね。
そうですね。あとは女性エンジニアがいることも重視していましたね。Wantedlyに登録していると数人規模で全員男性の会社からスカウトが来たりもしたんですね。さすがにそこで自分が働くのは全然想像できなくて……。ちょっと怖いなという印象になってしまうので女性がいることをはじめとした、どんな社員さんがいるのかは重要でした。
── スカウトがきっかけでSNSなど一通りチェックして社風もよさそう、規模感もOK、女性エンジニアもいる。と条件が全部揃っていたんですね。
私が求めていたものが全部揃っていたんです。他に条件を満たしている会社は本当になかったんですよ。
そのスカウトがきっかけで、今みたいな説明会ではなく、技術 / 採用担当の方とお話する機会がありました。採用面接という形ではなかったのですが、何をやってきたかとかポートフォリオについての質問などをされました。
そのあと、採用担当の方にぜひ面談どうですかと話をいただいたので「是非是非!」みたいな感じで、本格的な面談に進んだという流れです。
── 希望して面談に進んで、どんな話をしましたか?
まずはどうしてエンジニアになりたいのか。そして私は転職回数が多かったのでその理由。将来は技術を極めてスペシャリストになりたいのか、マネージメントの方に興味はあるかとかですね。もし機会があれば、マネージメント側もやってみたいと答えました。
── その面接が終わって内定が出たんですね。当時、スクールで一通り学んだとはいえ、実務未経験じゃないですか、不安はありませんでしたか?
不安はほぼなかったです。それこそ規模感だったり女性エンジニアがいるという環境さえ整っていれば大丈夫だと思いました。
プログラミングが楽しいと思える環境
── 実際、エンジニアとして業務でプログラミングを始めてからはどうですか?
やはり大変なことはあります。また、入社4カ月なので本格的な実装はまだ経験していないのですが、同期で入った方が頼りになるし、面倒見がよくて気軽に聞けるので心配はないですね。
── 今現在はどんなお仕事をされているかお伺いしてもよいですか?
受託開発の案件に入っています。
この案件はベトナムの方と一緒にやっている案件で、みなさん技術のレベルが高いので頑張って理解して認識違いなどがないように頑張っています。
ただ、タスクに追われて手いっぱいという状況ではないんです。実装で詰まって焦るようなことはないので、これからガンガンやっていきたいです。
── 「突き抜けたエンジニアを目指す」社内活動のGeek Lab.に入っているとの事ですが、どのようなことをされていますか?
今は採用関係のシステムを作っていて、新規応募者登録画面などを担当しています。
先輩と一緒に週2回、朝の始業前に1時間ぐらいやっているのですが、すごく楽しいです。
── そこでは本格的な開発をしているんですね。どんなところが楽しいか教えていただけますか?
まず、誰かと技術・プログラミングの話をするのが好きなのでとても楽しいです。さらに先輩と一緒にやっているので学ぶことも多いです。特に、今まで独学で寂しくやっていたのでここに来て初めて技術のお話ができたことがすごく嬉しかったです。「半年以上使ってるのに私今始めてDockerって口に出した!」みたいな。
── 自分が学習してきたことが共有できるのは楽しいですよね。実際にGeek Lab.で開発に携わり、ほかにも良い所や大変なことはありますか?
大変なところで言うと、チームでやっているからこそ歩調を合わせなきゃいけないことはありますね。私だけでガンガン進められるものでもなく、周りの状況に合わせてチームで話し合い、全体をみて決めないといけません。
あとはシンプルに業務時間外に時間を取らなくてはいけないことや、業務で使ったことのない技術もたくさん使うので、業務時間外で技術のキャッチアップが大変です。ただ、その分短期間で色々な技術を経験できるので、自分のエンジニアとしての幅も広がるしとても良い取り組みだと思っています。
ガンガン開発をしてスキルを上げていきたい
── 実際に成長しているなという実感はありますか?
あります!やっぱり手を動かすのは大事だなと感じますね。基礎的な力がついていると思います。
業務で見るコードは私にとってまだ本当に難しくて、何が何だか分からないところが多いんですね。対してGeek Lab.では0から作っていくので、かなりシンプルなところから入れます。
あとは今、案件でReactというフロントエンドの言語使ってるんですけど、Geek Lab.ではVueという言語を使っているんですね。実務で使ったことないがない技術も使えて自分の技術の幅が広がるので嬉しいです。
── 今後やりたいことや目指すところを教えてもらっていいですか。
自分のエンジニアとしての技術を、もっとガンガン上げていきたいですね。
あと、これからGeek Lab.で新しく大きなプロジェクトが始まる予定で、メンバーに入れてもらったのですごく楽しみにしています。
── みんな向上心があってプログラミングが本当に好きなんですね。
そうですね。PRUMのいいところの1つは、みんなが本当にプログラミングが好きな所だと思うんです。技術の話もみんな喜んでくれるというか、楽しそうに話してくれて私も楽しいんです。
「好きこそ物の上手なれ」
常に技術が進化するエンジニアという職業で、楽しんでやれることはとてつもなく強い武器になるでしょう。環境で人は良くも悪くも変わってしまう、ならば迷わず自分が成長できる良い環境を選ぶことは偶然ではなく必然なのです。